管理機能統合のプロセス

M&A後の人事・会計・法務・ITの複雑な統合プロセスを 経営コンサルタント・会計士・弁護士といった専門家の知見で円滑に進め、シナジー創出を最大化します。

管理機能統合の進め方

PMI(集中実施期)

デューデリジェンス(DD)を実施し、譲渡側管理機能の情報収集や事前検討を実施します

当社の得意とする読むだけで理解できる詳細なデューデリジェンス(DD)を実施し、
PMIへの影響を把握し、M&A後の円滑な統合を目指します。

  1. 判明した問題点がPMIに与える影響を把握する
  2. 課題やリスクに対する現実的な対応策を事前に整理する

課題・リスクの把握から方針・行動計画の策定、実行・検証に至るまで、
PMIの各段階を支援します

統合方針の策定

デューデリジェンス(DD)で認識した譲渡側の課題やリスクを再評価し、
現状把握を踏まえて優先的に対応すべき事項を特定。
その上で、具体的な統合方針の策定を支援します。

行動計画の策定

「誰が・いつまでに・何を」行うかを具体化し、状況に応じた見直しも想定した、
実用的な行動計画の策定を支援します。

行動計画の実行・検証

行動計画の実行と進捗を管理し、外部環境や両社の関係性を踏まえ、
必要に応じて計画の見直し・再検討まで伴走支援します。

ポストPMI

PMI集中実施期間の結果を総括し、次の目標(次期会計年度等)に向けた方針の見直しや、
現場に定着する継続的な改善(PDCA)サイクルの構築を支援します。

管理機能における各分野を柔軟にサポートしています

人事・労務の統合

従業員の不安を解消し、新たな組織で活躍できる人材基盤の構築を支援します。

統合後の目指す姿(ゴール)

  • 法令遵守体制を確立し、労務リスクを未然に防ぎます
  • 双方の従業員が公平性を感じ、納得できる人事・労務規程を整備し、組織全体への浸透・定着を図ります
  • 個別の労働契約に残る課題を解消し、従業員との公正な関係を再構築します
  • 双方の組織や人事配置を見直し、人材配置の最適化を行います

人事・労務PMIで起こりがちな失敗例

具体的な取り組み

M&A後の人材に関するリスクを低減し、従業員のエンゲージメントと法令遵守体制を確立することで、
新たな組織での活躍と企業価値向上を支援します。

①人事・労務関係の法令遵守への対応

人事・労務に関する法令違反は、企業の評判を大きく損なうリスクがあります。コンプライアンス体制の不備を是正し、徹底した法令遵守を支援します。

②人事・労務関係の内部規程類の見直し

譲受側・譲渡側双方の従業員が納得できる人事制度や規程を整備し、組織全体への浸透を支援します。

③従業員との個別労働契約の適正化

キーパーソンが離職に至ることのないよう、従業員との契約関係の不備を是正し、より良い労働環境へと改善します。

④人材配置の最適化

グループとしての一体性を強化し、人材活用の観点から最適な人員配置を実現します。

留意点

人事・労務に関するPMIは、M&Aの実施形態によって留意すべき点が異なります。

■株式譲渡の場合
譲渡側の法人格は維持されるため、会計・財務手続は原則としてそのまま維持されます。

■事業譲渡・合併・吸収分割の場合
譲渡側の会計・財務手続が譲受側に完全に統合されるため、会計データを確実に引き継ぐ必要があります。 資産・負債の評価額のみならず、減価償却の方法や耐用年数といった処理方法の引継ぎや変更も必要となります。

1 2